心の時代

最近私は、近所に誰が住んでいるのか、何処の人かが分からない時代が来てしまいましたね。

このまま時代が進みますと、隣の人さへ分からない時代が来るのではないでしょうか、それはなぜでしょうか？

皆独り一人が違う事もあるのかもしれませんが、言葉の掛け合う事が薄れてきたような気がします。

朝ならおはよう、昼ならこんにちわ、夜ならこんばんわ、たったこれだけのような気がします。
つい先日、私が電車に乗っていた時でした。
電車乗り遅れようとしていた女性を見ていた初老の男性が、自分の体でドアーに挟まり女性を乗らせてくれました。

本当なら「有難う御座います」の言葉を掛けるぐらいは当たり前ではないでしょうか。
電車に乗ったら逃げるようにして、隣の車両に消えていきました。人間これで宜しいのでしょうかね。何故か心が失われて来ている様な気がしましました。

　　　　　　　　　過去と恨みは流しても　流しちゃならぬ恩がある
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　人の情けにつかまりながら　明日に漕ぎ出す船もある

　　　　　　　　　男は黙って川になる